よくある質問
わたしたちの目標
ことばにおける自由、尊重、そしてインクルーシブさのために尽力する。
- 自由 – 誰もが自分に合った代名詞を使うことができるようにします。
- 尊敬 – 他者の代名詞が尊重されるようにします。
- 包含性 – 知らない人やグループに言及するとき、わたしたちはジェンダーを決めつけたり、どんな理由があっても排除したりしません。
Xジェンダーとは?
ジェンダーとは、男性か女性かという単純なものではありません。 生物学的観点から、性染色体、 性ホルモン、表現型性を区別します。 また、別にバイナリーでなくても構いません。 (詳しくは). 文化的な側面から見た場合、ジェンダーは社会が生み出したものです。 時代や場所によって、女性であることや男性であることには、異なる権利や責任、規範が存在します。 例えば、昔、ヨーロッパでは、男性はハイヒールを履き、ストッキングをはいていました。 昔から、ネイティブアメリカンは第三の性を認めていました。 (トゥー・スピリット) など
Xジェンダーは、性別二元制に従わない人のアイデンティティを表しています。いろいろな意味がありますよね。 言葉にはいろいろな人が含まれています、例えば: アジェンダー、 ジェンダーフルイッド、 デミガール、 デミボイ、 その他もろもろ。
Xジェンダーという言葉の意味は、男らしさと女らしさの間ではなく、むしろその先にあるものだと思います。 Xジェンダーの人はアンドロジナスである必要はなく、中性の三人称代名詞を使う必要もありません。 Xジェンダーであることは、性役割から解放されることです。新しい性役割を作ることではありません。
なぜ変な三人称代名詞を使う必要があるのか?
相手に対する話し方は、基本的な敬意の一部です。 かえでさんを「さくらさん」と呼ぶことはなく、上司の話をするときも常に敬語を使います。 また、「彼」や「彼女」を使わない人もいます。 それらを尊重できないようでは、あなたの印象が悪くなってしまいます。
結局、いわゆる”変な”三人称代名詞を使うのに慣れてみるといいでしょう。
誰かのことを語るときにはどうすればいいのでしょうか?
尋ねてみてください!最初は違和感がありますが、聞けば聞くほど違和感がなくなっていきますね。 相手の名前が聞けるなら、三人称代名詞も聞けるでしょう!
(けれども、男性か女性かを聞くのは控えてください。 こういう質問をすると、正解は2つしかないということになります。 さらに、性器に対する不必要な関心を示唆してしまうこともあります。 また、「どの三人称代名詞を使いますか?」「なんと呼べばいいんですか?」と聞いてみるのもいいでしょう。)
自己紹介では、三人称代名詞を述べることを常態化する必要があります。 「はじめまして。佐藤です。私の代名詞は彼です。」と言うと、難しくないけど、トランスジェンダーの人やXジェンダーの人にとっては大切なものですね。 オンラインでは、さらに簡単にできます。自己紹介文に三人称代名詞を入力するだけです。(または、このサイトのサンプルリンクをコピーしてどうぞ。)
加えて状況に応じて、異なる名前や異なる三人称代名詞などを使う人もいます。 同僚にはカミングアウトしていませんが、友だちにはカミングアウトしたいと思っています。 こような状況に注意してくださいね。一例を挙げると、「上司の前ではどの三人称代名詞を使えばいいんですか?」という質問があります。
人によっては複数の三人称代名詞で対応することもあるでしょう。例えば、「彼と彼女」か「あの人と彼」を使います。 三人称代名詞がそれぞれ好きだ、ということです。普通、相手が最初に述べた三人称代名詞が好ましいものとなります。
その三人称代名詞を使う人がいるのですか?
世界中で数え切れないほどの人が使っていますよね! ここに記載されている代名詞はすべて、日常的に誰かに使われています。
なぜ、ソーシャルメディアの自己紹介に自分の代名詞を入れるべきなのか?
もしシスジェンダー(トランスじゃないという意味)で、自分のジェンダーに合わせて「彼」や「彼女」を使っているのなら、自分の代名詞は当たり前だと思うかもしれないですね。 自分は三人称代名詞は明らかであると思うかもしれません。 プロフィールに名前が記載されていたり(伝統的な男性名か女性名)、写真がアバターになっているならそうなのかもしれません。 多くの人はそうじゃないので、なんと呼ばれたいかを推測するのは大変ですね。
とはいえ、それはだけではありません。 自分の代名詞は明らかに感じられるもしれませんが、 代名詞が当たり前でない人もいますね。 自分のジェンダーとして通用するかどうか、移行したかどうか(あるいは移行したいかどうか)に関わらず、正しく呼ばれたいのです。 ノンバイナリーは見た目を表すものじゃないので、ノンバイナリーの人をアンドロジナスと決めつけるのは失礼にあたりますね。
代名詞を共有するのは、トランス、ノンバイナリー、ジェンダー・ノンコンフォーミングの人にとっても大切なことです。 反面、それは私たちをさらけ出し、孤立させるものでもあります。 それでも、シスジェンダーの人が同じようにしてもらうのは、私たちにとってとても大切なことです。 そのおかげで、自分たちはさらに心地良く、安全に、そして歓迎されていると感じるでしょう。 (もっと理由)左のリンクは英語版とポーランド語版のみです。
代名詞を変えても大丈夫なのですか?
もちろん!誰かの意見、スタイル、好き嫌いが変わっても大丈夫ですね。 自分の身元であっても、自分の一面を変えたいと感じるのは何もおかしなこともありません。
三人称代名詞に慣れないんだけど、変かな?
全然! 生まれたときに割り当てられた性別に合った代名詞を長年使っていると、 代名詞を変えるときに自分でも分からなくなります。
代名詞と性別は同じものではありません。 違う代名詞で呼ばれて戸惑ったからといって、性別がガラリと変わることもありませんね。 悩みすぎないようにしてね。実験してみて、自分に合ったものを見つけるようにしてね!
なぜ「好きな代名詞」と言ってはいけないのか?
このフレーズは、誰かの代名詞が気まぐれであることを示唆しているからです。 誰かが「彼女」と呼ばれたいだけの人に、「彼」と呼んでも、間違いじゃないでしょうか? たとえ見た目が男の子でも、自分にとって都合がいいと思っても…ダメですよ!
それは好みの代名詞じゃなく、自分の代名詞です。それは好みの名前じゃなく、自分の名前です。 トランスやノンバイナリーの仲間たちや愛する者を思いやり、ちゃんと呼び方をするようにしましょう。
なぜ「ジェンダー代名詞」と言ってはいけないのか?
なぜなら、ジェンダーは代名詞と同じじゃないからです。代名詞は、結局のところ文法に過ぎません。 ノンバイナリーの人がバイナリー代名詞を使うこともありますし、レズビアンには文化的な理由から「彼」を使う人もいます。
単純に「代名詞」と言えばいいのですね。